アイドル戦隊スマップ? ぱあと4 (加筆・修正版)
2006年8月26日 アイドル戦隊スマップ? コメント (8)「あれぇ、吾郎ちゃんひとりぃ?」
ドアを開けるなり目に飛び込んできたのは、
髪をブローしている吾郎というお馴染みの姿だった。
「さっきまで中居くんもいたけど、今呼び出しうけて行っちゃったよ」
「呼び出し? どこから?」
「確か今日は農林水産省のお役人が来てたはずだから」
「のうりんすいさんしょう? なんで?
今回のプロジェクトにのうりんすいさんしょうなんて関係あんの?」
「慎吾、あのね。
僕たちもスタッフもごはん食べなきゃ戦う以前に生きていけないでしょ。
基地内で確保する食料やその他のことで色々決めないと
いけないことがあるんだよ」
それと農林水産省をひらがなで発音するの止めなよね、と
ブローを続けながら吾郎が説明する。
「ふーん、でもなんで中居くんがのうりんすいさんしょうのお役人に
呼ばれなきゃいけないんだろ」
相変わらず農林水産省をひらがなで発音しつつ疑問を口にする。
「決まってるじゃない。あそこの担当者も中居くんがお気に入りなんだよ」
「………」
今から約二ヶ月前。
いつぞやの真夏の野外ライブ開演4時間前に突如襲ってきた雷雨のように
その話も唐突にやってきた。
「宇宙からの地球侵略者と戦うために、SMAPは今日より
アイドル戦隊スマップ?として正義のヒーローになること」
マジでなんだそりゃ!?である。
リーダー中居の抵抗虚しくプロジェクトはさくさく進み、
気がつけば一体いつの間にこんなもん造ったってんだ、てな
立派な戦闘基地にスマップ5人全員召集され、
クソ忙しいスケジュールの合間を縫って戦闘訓練を受けるハメに
陥っていた。
それのみならず、このプロジェクトはとーぜんのことながら
国家機関も関わってきているので連日あちこちの官公庁の担当者との
顔合わせだの会議だのが行われていた。
中居もスマ?のリーダーとしてそれらに狩り出されていた。
中居は当初これ以上自分の知らないところで
とんでもない事が決議される事がないように
会議にはむしろ積極的に出席するようにしていた。
なんたって精神衛生上よろしくないし、
なにより実際戦うのは自分たちである。
少しでも自分たちが活動しやすくなるように
十分な予算を組ませて設備・環境を整えなければ、と
思ったのである。
ところがこれが後に別の弊害を生むことになる。
なにしろ中居は本人に自覚があるのかないのかわからないが
天性の「親父キラー」である。
最初は中居の出席を快く思っていなかった関係者たちも、
気がつけばその存在を容認しているどころか、
中居の気を引こうと躍起になっていたりする。
結果、とても悪名高き「お役所仕事」とは思えない驚くべきスピードで
メンバーサイドの要望が実現されていった。
(もっとも当然の事ながら民間企業も参入してたりするんだけどね)
そして今。
広大な基地の敷地内には穀物、野菜、果実などを栽培する
プラントが建設された。
勿論、食肉用の牛、豚、鶏を養殖する牧場、
魚介類を養殖する巨大水槽なども完備されている。
いかなる非常時においても基地内で食糧不足になるという事態は
これで回避されたといっていい。
なんたって「腹が減っては戦はできぬ」のである。
「もう黄金の稲が頭を垂れていたよ。野菜も果物も順調に育っていてね」
「遺伝子組み換えの品種ばかりなんですと?」
「大丈夫ですかな?」
「そんじょそこらの出来損ないと一緒にしないで頂きたい。
我々が開発したのは安全性、栄養価、味、全てにおいて
最高のものですぞ」
「中居くんは野菜より肉が好きなんでしたね。
豚はイベリコ豚、白金豚、金華豚、東京X、黒豚を用意したんですよ。
牛は松坂牛、飛騨牛、神戸牛、近江牛、米沢牛。
鶏は名古屋コーチン、比内地鶏、烏骨鶏…」
「いやいや、確か中居くんはマグロが好きなんでしたな。
巨大水槽には本マグロ、メバチマグロ…」
会議と言うより自分の担当部門の自慢話をたーっぷり聞かされて
すっかりげんなりとした様子の中居が帰ってきた。
「お疲れ様、中居くん」
「なにか飲む?」
「うん…、つか腹減った。なんか食わして」
「じゃあ、すぐ作るね。何がいい?」
フットワーク軽く吾郎と慎吾がキッチンに立つ。
場所は基地内の食堂。
因みにこの基地内には食堂が3つある。
基地内で働く科学者や技術者、その他の職員用の大食堂。
それよりは小規模の、来客やメディア対応の食堂…というよりは
洒落た雰囲気のカフェレストラン。
そしてメンバー専用の小さな食堂。
もっともここには料理人がいないのでメンバー自らが
腕を振るっている。
別に他の食堂で食べてもいいのだが、
先の官僚やら政府高官やら民間企業のお偉方やらにつかまると
はっきりいって食事どころではなくなるので
この小さなメンバー専用の食堂(というよりダイニングキッチンだね、これは)に
メンバーだけでかたまって食事する事が多くなっている。
余談だが、基地内の職員用の大食堂では
和食コーナーで道場六○郎、中華コーナーで陳○一、と
いうように、あちこちで世間的に名の知れた料理人の姿を
頻繁に見かけることがあるらしい。
「はーい、お待たせ。生姜焼き定食だよ〜〜」
「わー、うまっそーーっ」
疲れきっていた中居の表情が慎吾郎合作の生姜焼き定食を前にして
パッと明るくなった。
さっそくいつもの勢いでがっつき始める。
作った二人もシアワセそうにごはんをパクつく中居の姿を
満足そうに見ている。
もっとも吾郎としては他に作りたいメニューがあったのだが、
あんまり凝ったものを作っても、中居は喜んではクレナイのだ。
『今日は手長えびのいいのが入ったから、手長えびのパスタ
つくりたかったんだけどね…』
ちょっと残念な気分の吾郎だった。
「で、今日はどんなこと話したの?」
好奇心いっぱいに慎吾が聞いてくる。
「ん〜? こないだ決まったことを実行してるよ〜ってな話だな。
わざわざ時間とって会議するほどのことでもねーよな、アレ」
ただでさえクソ忙しいのに無駄な時間取らせやがって。
食べながらブツブツ文句たれる中居の姿を見て、
吾郎と慎吾はそっと目を見交わした。
『やっぱり…ね』
どーやら殺人的な忙しさの中、エライ人たちの
「お気に入りのカワイイ子」の前での「自慢大会」に
付き合わされてしまっただけらしい中居が不憫で
二人ともそっと目頭を押さえるのだった。
実はこっそり日記テーマ一覧に「アイドル戦隊スマップ?」を
追加してたりするのですが、お気づきになった方いらっしゃるかちら。
(いね〜な、こりゃ ^^;)
どーでもいいけど、書けば書くほど改めて自分の文章力のなさと共に
頭の悪さまでもしみじみ実感しちゃいますわね。
えーと、そんな訳で先日アップした後
「これ気に入らねーーっ」と短気を起こして削除した
「スマ?・ぱあと4」加筆・修正版をお届けします。
前とあんま変わってないじゃん、とご指摘をうけてしまいそーですが。(^^;)
無能非才の身ではこれ以上は無理でした。がっくし。
こんなもんでも少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
ご意見・ご感想などございましたら、
コメント欄にれっつ書き込み♪よろしくなのです。
ドアを開けるなり目に飛び込んできたのは、
髪をブローしている吾郎というお馴染みの姿だった。
「さっきまで中居くんもいたけど、今呼び出しうけて行っちゃったよ」
「呼び出し? どこから?」
「確か今日は農林水産省のお役人が来てたはずだから」
「のうりんすいさんしょう? なんで?
今回のプロジェクトにのうりんすいさんしょうなんて関係あんの?」
「慎吾、あのね。
僕たちもスタッフもごはん食べなきゃ戦う以前に生きていけないでしょ。
基地内で確保する食料やその他のことで色々決めないと
いけないことがあるんだよ」
それと農林水産省をひらがなで発音するの止めなよね、と
ブローを続けながら吾郎が説明する。
「ふーん、でもなんで中居くんがのうりんすいさんしょうのお役人に
呼ばれなきゃいけないんだろ」
相変わらず農林水産省をひらがなで発音しつつ疑問を口にする。
「決まってるじゃない。あそこの担当者も中居くんがお気に入りなんだよ」
「………」
今から約二ヶ月前。
いつぞやの真夏の野外ライブ開演4時間前に突如襲ってきた雷雨のように
その話も唐突にやってきた。
「宇宙からの地球侵略者と戦うために、SMAPは今日より
アイドル戦隊スマップ?として正義のヒーローになること」
マジでなんだそりゃ!?である。
リーダー中居の抵抗虚しくプロジェクトはさくさく進み、
気がつけば一体いつの間にこんなもん造ったってんだ、てな
立派な戦闘基地にスマップ5人全員召集され、
クソ忙しいスケジュールの合間を縫って戦闘訓練を受けるハメに
陥っていた。
それのみならず、このプロジェクトはとーぜんのことながら
国家機関も関わってきているので連日あちこちの官公庁の担当者との
顔合わせだの会議だのが行われていた。
中居もスマ?のリーダーとしてそれらに狩り出されていた。
中居は当初これ以上自分の知らないところで
とんでもない事が決議される事がないように
会議にはむしろ積極的に出席するようにしていた。
なんたって精神衛生上よろしくないし、
なにより実際戦うのは自分たちである。
少しでも自分たちが活動しやすくなるように
十分な予算を組ませて設備・環境を整えなければ、と
思ったのである。
ところがこれが後に別の弊害を生むことになる。
なにしろ中居は本人に自覚があるのかないのかわからないが
天性の「親父キラー」である。
最初は中居の出席を快く思っていなかった関係者たちも、
気がつけばその存在を容認しているどころか、
中居の気を引こうと躍起になっていたりする。
結果、とても悪名高き「お役所仕事」とは思えない驚くべきスピードで
メンバーサイドの要望が実現されていった。
(もっとも当然の事ながら民間企業も参入してたりするんだけどね)
そして今。
広大な基地の敷地内には穀物、野菜、果実などを栽培する
プラントが建設された。
勿論、食肉用の牛、豚、鶏を養殖する牧場、
魚介類を養殖する巨大水槽なども完備されている。
いかなる非常時においても基地内で食糧不足になるという事態は
これで回避されたといっていい。
なんたって「腹が減っては戦はできぬ」のである。
「もう黄金の稲が頭を垂れていたよ。野菜も果物も順調に育っていてね」
「遺伝子組み換えの品種ばかりなんですと?」
「大丈夫ですかな?」
「そんじょそこらの出来損ないと一緒にしないで頂きたい。
我々が開発したのは安全性、栄養価、味、全てにおいて
最高のものですぞ」
「中居くんは野菜より肉が好きなんでしたね。
豚はイベリコ豚、白金豚、金華豚、東京X、黒豚を用意したんですよ。
牛は松坂牛、飛騨牛、神戸牛、近江牛、米沢牛。
鶏は名古屋コーチン、比内地鶏、烏骨鶏…」
「いやいや、確か中居くんはマグロが好きなんでしたな。
巨大水槽には本マグロ、メバチマグロ…」
会議と言うより自分の担当部門の自慢話をたーっぷり聞かされて
すっかりげんなりとした様子の中居が帰ってきた。
「お疲れ様、中居くん」
「なにか飲む?」
「うん…、つか腹減った。なんか食わして」
「じゃあ、すぐ作るね。何がいい?」
フットワーク軽く吾郎と慎吾がキッチンに立つ。
場所は基地内の食堂。
因みにこの基地内には食堂が3つある。
基地内で働く科学者や技術者、その他の職員用の大食堂。
それよりは小規模の、来客やメディア対応の食堂…というよりは
洒落た雰囲気のカフェレストラン。
そしてメンバー専用の小さな食堂。
もっともここには料理人がいないのでメンバー自らが
腕を振るっている。
別に他の食堂で食べてもいいのだが、
先の官僚やら政府高官やら民間企業のお偉方やらにつかまると
はっきりいって食事どころではなくなるので
この小さなメンバー専用の食堂(というよりダイニングキッチンだね、これは)に
メンバーだけでかたまって食事する事が多くなっている。
余談だが、基地内の職員用の大食堂では
和食コーナーで道場六○郎、中華コーナーで陳○一、と
いうように、あちこちで世間的に名の知れた料理人の姿を
頻繁に見かけることがあるらしい。
「はーい、お待たせ。生姜焼き定食だよ〜〜」
「わー、うまっそーーっ」
疲れきっていた中居の表情が慎吾郎合作の生姜焼き定食を前にして
パッと明るくなった。
さっそくいつもの勢いでがっつき始める。
作った二人もシアワセそうにごはんをパクつく中居の姿を
満足そうに見ている。
もっとも吾郎としては他に作りたいメニューがあったのだが、
あんまり凝ったものを作っても、中居は喜んではクレナイのだ。
『今日は手長えびのいいのが入ったから、手長えびのパスタ
つくりたかったんだけどね…』
ちょっと残念な気分の吾郎だった。
「で、今日はどんなこと話したの?」
好奇心いっぱいに慎吾が聞いてくる。
「ん〜? こないだ決まったことを実行してるよ〜ってな話だな。
わざわざ時間とって会議するほどのことでもねーよな、アレ」
ただでさえクソ忙しいのに無駄な時間取らせやがって。
食べながらブツブツ文句たれる中居の姿を見て、
吾郎と慎吾はそっと目を見交わした。
『やっぱり…ね』
どーやら殺人的な忙しさの中、エライ人たちの
「お気に入りのカワイイ子」の前での「自慢大会」に
付き合わされてしまっただけらしい中居が不憫で
二人ともそっと目頭を押さえるのだった。
実はこっそり日記テーマ一覧に「アイドル戦隊スマップ?」を
追加してたりするのですが、お気づきになった方いらっしゃるかちら。
(いね〜な、こりゃ ^^;)
どーでもいいけど、書けば書くほど改めて自分の文章力のなさと共に
頭の悪さまでもしみじみ実感しちゃいますわね。
えーと、そんな訳で先日アップした後
「これ気に入らねーーっ」と短気を起こして削除した
「スマ?・ぱあと4」加筆・修正版をお届けします。
前とあんま変わってないじゃん、とご指摘をうけてしまいそーですが。(^^;)
無能非才の身ではこれ以上は無理でした。がっくし。
こんなもんでも少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
ご意見・ご感想などございましたら、
コメント欄にれっつ書き込み♪よろしくなのです。
アイドル戦隊スマップ? ぱあと3
2006年8月20日 アイドル戦隊スマップ? コメント (4)「衣装、じゃなかった、戦闘服ができたわよ」
語尾にハートマークをまといつかせているかのような弾んだ声で
飯島女史が報告してくださった。
一瞬いやそーな顔をした中居だったが、
同時に自身がそれを着て戦う事になる戦闘服に対する
好奇心も当然ある。
場所は先日完成したばかりの戦闘基地内の一室。
そう、何故か既に基地まで建設されていたのである。
一体いつの間に、そして資金はどっからきているのか、
疑問は山のようにあったのだが、中居はあえて聞くのを避けている。
だって怖いじゃないか。
実は来年の1月クールのTBS日9のドラマ決まったわよ、てのと
同レベルでいついつからは宇宙からの地球侵略者との戦闘、なんてのが
決められていたりしたら。
因みに、巷では「SMAP御殿」と呼ばれる事務所の自社ビルと同じく
この基地もSMAPで稼いだ金銭で建設されたのだと噂されている。
さて、室内にはメンバー一時間に余裕のある木村もいた。
当然中居と一緒に、出来上がってきたばかりの戦闘服を見に行くことにした。
「ほらこれ、ステキでしょ♪」
女史の執務室に届けられていた衣装…じゃなかった戦闘服は
確かにデザイン的にも洗練されていて、
舞台衣装といわれても思わず納得してしまっていただろう。
それは、往年の名作アニメにして、SMAPもいぜんCMで
キャラクターに扮したことのある「ガッチャマン」の
コスチュームに酷似していて、更に機能性を重んじたようなデザインだった。
「わっ カッコいいじゃん」
「でもなんか生地薄くねえ?」
「特殊な繊維で作られていて薄くても耐熱耐寒性にすぐれて
外部からの衝撃からも身体を守ってくれるし、
この上に専用のヘルメット、手袋をしてブーツを履いたら
真空の宇宙にだって出られるのよ」
「こんなの作る技術があるんなら、なんだって野口さんなんかが
宇宙に行く時にもこーゆー動きやすい宇宙服つくんないんだぁ?」
「世の中にはあまり一般に知られちゃいけない技術や情報が
いっぱいあるのよ」
大人の事情ってやつだろうか。
でも、自分たちがこの戦闘服を着て戦い始めたら、
世間にモロバレじゃん、と中居は思ったが、
なんだか疲れてしまってそれ以上の質問をする気になれなかった。
「でもねー、この戦闘服も素敵だけど、私としては
こちらも捨て切れなかったんだけど〜〜。
どう? 第二戦闘服としてコレ着てみない?」
女史がそう言って差し出したデザイン画には、
思わず目を背けたくなるようなモノが描かれていた。
「げっ」
それは。
ヒラリンコとした、およそ実用的とはいえない無駄に露出の多い
戦闘服と言うよりはコスプレ衣装と言ったほうがいいようなシロモノだったのである。
いってみれば、古代ギリシャ風の薄物の衣服の上に
ファンタジー系ゲームの戦士キャラが身に着けるような
国籍不明年代不詳の鎧を装備したといったカンジである。
そして足に履くブーツにはどう考えても不必要な編み上げサンダル風の
装飾が施されていたのである。わけわからん。
「なんだコレ」
「もしかしてコレって生足?」
中居の生足が拝めるのは嬉しいが自分はカンベン。
あ、中居にしても生足じゃ怪我するじゃん
やっぱそんな危ないことさせらんないよなぁ、などと
いつもながら多少ズレたことを考えながら木村が問う。
「ううん、違うわよ」
そう言って女史が説明してくださるには。
まず、緊急スクランブルがかけられていざ変身、とい事態になったら
携帯している変身アイテムを使って変身する。
その時に露出している手足を透明のポリマーが覆い、
生身の身体を保護するのだという。
「変身って?」
怖いもの見たさ、というより聞きたさで中居が聞く。
「非常時にいちいちお着替えしていられないでしょ?
いくらステージで早着替えには慣れているというあなたたちにしたって。
第一街中で着替え始めたらわいせつ罪で捕まっちゃうわ。
正義の味方がお縄になったりしたらカッコつかないじゃない」
「だからって、まさか…」
「その変身って」
嫌な予感に苛まれながら聞いてみると、案の定
90年代一世を風靡した、あの「セーラームーン」のような
変身シーンを展開してこのコスチューム、じゃない、戦闘服姿に
変身するということだった。
つまり、おもむろに変身アイテムを取り出し(日常携帯するにしろ、
一体どこに持ってんだあんなもん、という疑問は付きまとうが)
意味のよく分からない掛け声をかけ(もしくは呪文を唱える)
すると、着衣がどーゆう原理でか消滅し、
一瞬一糸纏わぬ生まれたままの姿になり(先ほどの生着替えは
云々という話とエラク矛盾するが)運良くその場に居合わせた
皆さんの目を楽しませた後、件の衣装が下の薄物、鎧、
ブーツの順に装着されていくというシーンが展開されるというのだ。
もちろんその間も歌の振り付けよろしく様々なポーズをつくり、
戦闘服装着完了後は最高の決めポーズをキメなくてはならない。
あまりにもあんまりなおハナシに
中居はズキズキと痛み始めた頭を抱えてうずくまってしまった。
さすがの木村も開いた口が塞がらなくなっていたが
なんとか気を取り直し、中居のフォローにまわった。
「中居、しっかりしろ。
大丈夫。こっちは却下すれば済むんだし」
「う、うん…」
しかし二人は甘かった。
最終決定された戦闘服の方だって、結局はつきまとうのだ。
「変身シーン」が。
忘れた頃にまた書いちゃった「スマ?」
だれに催促されたわけではないのですが(^^;)
でも一体いつまで続くんだろう。
続くとしても肝心の敵との戦闘シーンは
いつになるんだろう(謎)
語尾にハートマークをまといつかせているかのような弾んだ声で
飯島女史が報告してくださった。
一瞬いやそーな顔をした中居だったが、
同時に自身がそれを着て戦う事になる戦闘服に対する
好奇心も当然ある。
場所は先日完成したばかりの戦闘基地内の一室。
そう、何故か既に基地まで建設されていたのである。
一体いつの間に、そして資金はどっからきているのか、
疑問は山のようにあったのだが、中居はあえて聞くのを避けている。
だって怖いじゃないか。
実は来年の1月クールのTBS日9のドラマ決まったわよ、てのと
同レベルでいついつからは宇宙からの地球侵略者との戦闘、なんてのが
決められていたりしたら。
因みに、巷では「SMAP御殿」と呼ばれる事務所の自社ビルと同じく
この基地もSMAPで稼いだ金銭で建設されたのだと噂されている。
さて、室内にはメンバー一時間に余裕のある木村もいた。
当然中居と一緒に、出来上がってきたばかりの戦闘服を見に行くことにした。
「ほらこれ、ステキでしょ♪」
女史の執務室に届けられていた衣装…じゃなかった戦闘服は
確かにデザイン的にも洗練されていて、
舞台衣装といわれても思わず納得してしまっていただろう。
それは、往年の名作アニメにして、SMAPもいぜんCMで
キャラクターに扮したことのある「ガッチャマン」の
コスチュームに酷似していて、更に機能性を重んじたようなデザインだった。
「わっ カッコいいじゃん」
「でもなんか生地薄くねえ?」
「特殊な繊維で作られていて薄くても耐熱耐寒性にすぐれて
外部からの衝撃からも身体を守ってくれるし、
この上に専用のヘルメット、手袋をしてブーツを履いたら
真空の宇宙にだって出られるのよ」
「こんなの作る技術があるんなら、なんだって野口さんなんかが
宇宙に行く時にもこーゆー動きやすい宇宙服つくんないんだぁ?」
「世の中にはあまり一般に知られちゃいけない技術や情報が
いっぱいあるのよ」
大人の事情ってやつだろうか。
でも、自分たちがこの戦闘服を着て戦い始めたら、
世間にモロバレじゃん、と中居は思ったが、
なんだか疲れてしまってそれ以上の質問をする気になれなかった。
「でもねー、この戦闘服も素敵だけど、私としては
こちらも捨て切れなかったんだけど〜〜。
どう? 第二戦闘服としてコレ着てみない?」
女史がそう言って差し出したデザイン画には、
思わず目を背けたくなるようなモノが描かれていた。
「げっ」
それは。
ヒラリンコとした、およそ実用的とはいえない無駄に露出の多い
戦闘服と言うよりはコスプレ衣装と言ったほうがいいようなシロモノだったのである。
いってみれば、古代ギリシャ風の薄物の衣服の上に
ファンタジー系ゲームの戦士キャラが身に着けるような
国籍不明年代不詳の鎧を装備したといったカンジである。
そして足に履くブーツにはどう考えても不必要な編み上げサンダル風の
装飾が施されていたのである。わけわからん。
「なんだコレ」
「もしかしてコレって生足?」
中居の生足が拝めるのは嬉しいが自分はカンベン。
あ、中居にしても生足じゃ怪我するじゃん
やっぱそんな危ないことさせらんないよなぁ、などと
いつもながら多少ズレたことを考えながら木村が問う。
「ううん、違うわよ」
そう言って女史が説明してくださるには。
まず、緊急スクランブルがかけられていざ変身、とい事態になったら
携帯している変身アイテムを使って変身する。
その時に露出している手足を透明のポリマーが覆い、
生身の身体を保護するのだという。
「変身って?」
怖いもの見たさ、というより聞きたさで中居が聞く。
「非常時にいちいちお着替えしていられないでしょ?
いくらステージで早着替えには慣れているというあなたたちにしたって。
第一街中で着替え始めたらわいせつ罪で捕まっちゃうわ。
正義の味方がお縄になったりしたらカッコつかないじゃない」
「だからって、まさか…」
「その変身って」
嫌な予感に苛まれながら聞いてみると、案の定
90年代一世を風靡した、あの「セーラームーン」のような
変身シーンを展開してこのコスチューム、じゃない、戦闘服姿に
変身するということだった。
つまり、おもむろに変身アイテムを取り出し(日常携帯するにしろ、
一体どこに持ってんだあんなもん、という疑問は付きまとうが)
意味のよく分からない掛け声をかけ(もしくは呪文を唱える)
すると、着衣がどーゆう原理でか消滅し、
一瞬一糸纏わぬ生まれたままの姿になり(先ほどの生着替えは
云々という話とエラク矛盾するが)運良くその場に居合わせた
皆さんの目を楽しませた後、件の衣装が下の薄物、鎧、
ブーツの順に装着されていくというシーンが展開されるというのだ。
もちろんその間も歌の振り付けよろしく様々なポーズをつくり、
戦闘服装着完了後は最高の決めポーズをキメなくてはならない。
あまりにもあんまりなおハナシに
中居はズキズキと痛み始めた頭を抱えてうずくまってしまった。
さすがの木村も開いた口が塞がらなくなっていたが
なんとか気を取り直し、中居のフォローにまわった。
「中居、しっかりしろ。
大丈夫。こっちは却下すれば済むんだし」
「う、うん…」
しかし二人は甘かった。
最終決定された戦闘服の方だって、結局はつきまとうのだ。
「変身シーン」が。
忘れた頃にまた書いちゃった「スマ?」
だれに催促されたわけではないのですが(^^;)
でも一体いつまで続くんだろう。
続くとしても肝心の敵との戦闘シーンは
いつになるんだろう(謎)
アイドル戦隊スマップ? ぱあと2
2006年7月24日 アイドル戦隊スマップ? コメント (6)吾郎は我関せずに髪をブローしていた。
剛は困り果ててハングル語の世界に逃避していた。
慎吾は怯えて身も細る思いでいた。(ある意味いいダイエットかも)
何故なら今朝からリーダーの機嫌が恐ろしく悪いからである。
原因はわかっている。
スーパーマネージャーから聞かされた素っ頓狂なプロジェクト計画のせいだ。
宇宙人が攻めてくる、というのも大概ふざけた話だが、
なんだって自分たちが特撮モノの、もしくはサンライズアニメのヒーローよろしく
それを迎え討たねばならないのだ。
自分をモラリストと信じて疑わない中居は、無理矢理非常識の世界に放り込まれて
空気も帯電するほどにピリピリオーラを放出しまくっている。
今の中居をマンガに描くとしたら、背景ベタフラッシュでお願いね♪と
いったところだろう。(マンガ描かない人にはわかんないってば ^^;)
けれど木村は幸せだった。
木村の頭の中では、これから展開されていくはずの
正義の味方として活躍する自分たちのストーリーが駆け巡っていた。
途切れる事のない戦火。
いつ自らも命を失う事になるか知れない戦闘の日々。
心も身体も休まる時がない。
ある日、ぽっかりと町が静まり返る。
ほんのひとときの休息。
あれだけ繁栄を誇った都会の町並みは灰燼に帰し、
贅沢なほどの豊かさを享受していた日々が幻のように思えるほどに
瓦礫だらけの無残な姿を晒していた。
中居は原型を留めないほどに破壊された建物の前にたたずんでいた。
以前「スマスマ」の収録が行われていた建物だ。
「中居…」
そっと呼びかける声に、中居はゆっくり振り返る。
一見その顔には何の表情も浮かんでいないようだが、
木村にはよくわかった。
その胸の内に様々な感情が渦巻いていることが。
中居は優しい。
本当は、こんな戦いの場に身を置いてはいけない人間だ。
彼は戦火の中で亡くなった人たちの一つ一つの命に対してまで
責任を取ろうとする。
何故救えなかったのか、と自分を責める。
これではいつか、命を落とす前に精神が壊れてしまう。
酷な様だが、今は非情になるべきだ。
その代わり、俺は…
「…木村」
俺たちは……
「おい、木村っ」
「死ぬときは一緒だ! 中居っ」
「!? なに縁起でもねーこと言ってんだっ」
妄想の世界にどっぷりつかっていた木村は
中居の怒声でやっと現実の世界に戻ってきた。
そんなわけで「アイドル戦隊スマップ?」のぱあと2です。
誰も待ってないのに書いちゃった(爆)
なんだか木村が変な人になってしまいました。
木村ファンの皆さんごめんなちゃい。
中居は怒鳴ってばっかだし。
中居に笑顔が戻る日はくるのでしょーか。(笑)
剛は困り果ててハングル語の世界に逃避していた。
慎吾は怯えて身も細る思いでいた。(ある意味いいダイエットかも)
何故なら今朝からリーダーの機嫌が恐ろしく悪いからである。
原因はわかっている。
スーパーマネージャーから聞かされた素っ頓狂なプロジェクト計画のせいだ。
宇宙人が攻めてくる、というのも大概ふざけた話だが、
なんだって自分たちが特撮モノの、もしくはサンライズアニメのヒーローよろしく
それを迎え討たねばならないのだ。
自分をモラリストと信じて疑わない中居は、無理矢理非常識の世界に放り込まれて
空気も帯電するほどにピリピリオーラを放出しまくっている。
今の中居をマンガに描くとしたら、背景ベタフラッシュでお願いね♪と
いったところだろう。(マンガ描かない人にはわかんないってば ^^;)
けれど木村は幸せだった。
木村の頭の中では、これから展開されていくはずの
正義の味方として活躍する自分たちのストーリーが駆け巡っていた。
途切れる事のない戦火。
いつ自らも命を失う事になるか知れない戦闘の日々。
心も身体も休まる時がない。
ある日、ぽっかりと町が静まり返る。
ほんのひとときの休息。
あれだけ繁栄を誇った都会の町並みは灰燼に帰し、
贅沢なほどの豊かさを享受していた日々が幻のように思えるほどに
瓦礫だらけの無残な姿を晒していた。
中居は原型を留めないほどに破壊された建物の前にたたずんでいた。
以前「スマスマ」の収録が行われていた建物だ。
「中居…」
そっと呼びかける声に、中居はゆっくり振り返る。
一見その顔には何の表情も浮かんでいないようだが、
木村にはよくわかった。
その胸の内に様々な感情が渦巻いていることが。
中居は優しい。
本当は、こんな戦いの場に身を置いてはいけない人間だ。
彼は戦火の中で亡くなった人たちの一つ一つの命に対してまで
責任を取ろうとする。
何故救えなかったのか、と自分を責める。
これではいつか、命を落とす前に精神が壊れてしまう。
酷な様だが、今は非情になるべきだ。
その代わり、俺は…
「…木村」
俺たちは……
「おい、木村っ」
「死ぬときは一緒だ! 中居っ」
「!? なに縁起でもねーこと言ってんだっ」
妄想の世界にどっぷりつかっていた木村は
中居の怒声でやっと現実の世界に戻ってきた。
そんなわけで「アイドル戦隊スマップ?」のぱあと2です。
誰も待ってないのに書いちゃった(爆)
なんだか木村が変な人になってしまいました。
木村ファンの皆さんごめんなちゃい。
中居は怒鳴ってばっかだし。
中居に笑顔が戻る日はくるのでしょーか。(笑)
アイドル戦隊スマップ?
2006年7月20日 アイドル戦隊スマップ? コメント (4)それを聞いた時、中居は耳を疑った。
「ユーたち明日からヒーローね」
「はあ?」
何のこっちゃ。
詳しくはスーパーマネージャーに聞け、と言われて
中居は頭上にでっかい「?」マークを乗っけたまま部屋を出た。
中居は言わずと知れた国民的人気スーパーアイドルグループ
SMAPのリーダーである。
結成されて18年、CDデビューしてから15年。
最初は全く売れずに事務所のお荷物扱いされてきたものだが、
類稀な才能と個性とスター性とに恵まれたメンバーたちは、
それ迄のアイドルの常識をことごとく覆していき、
気がつけば芸能界のトップに立っていた。
それでも彼等は現状に満足する事もなく
「次々と新境地を開拓し続けてきたあなたたちに次なるジャンルに
挑戦してもらおう、ってことになったわけ」
「誰に向かって説明してんだ」(日記の読者by魔夜(笑))
中居の冷たい視線を受けても、長年超問題児個性派集団をまとめてきた
スーパーマネージャー・飯島女史は、僅かな動揺も見せずに説明を続けた。
「で、次なるプロジェクトとして、あなたたちに『アイドル戦隊SMAP』として
地球侵略を目論む宇宙人と戦ってもらおう、ということになったのよね」
大概のことでは動じないはずの中居も、スーパーマネージャーの口から出た
あまりにもすっとこどっこいな内容の話に、開いた口がふさがらない。
軽く瞠られた大きな目と、小さく開かれた唇とで形作られた驚きの表情が、
無防備な幼子の様で、なんとも言えずに愛らしい。…いやこれは魔夜のよけーな感想
「今、なんて言ったんだ?」
一転して目付き鋭く低い声で問いただす中居。
テレビでは滅多に見せない冷厳な表情。陰でクールビューティーと呼ばれる
所以である。
中居は現実主義者である。
誰がなんと言おうとも、世の中の常識というものを愛している(と自分では思っている)
それをいきなり正義の味方に変身して、地球を攻めてくる悪の宇宙人を迎え討て、
なんぞという突拍子もない話を聞かされて、はいわかりました、なんて言えたろかい。
そんなふざけた話、特撮ヒーロー物かアニメか、あるいはゲーム上だけの話にしてほしい、と思うのは中居のわがままなんだろうか?
「あら、中居にしては飲み込みが悪いのね。
だからぁ、悪の侵略者が地球に攻めてくるから、あなたたちSMAPが
巨大ロボットを操ってやっつけるの」
これで世界進出も夢じゃなくなるわね、とお気楽に笑う女史に向かって、
「ふざけんな!!」
とーとー中居は立ち上がって怒鳴ってしまった。
しかしこの後、中居の抵抗ムナシク、「アイドル戦隊SMAP?(ファイブ)」は
半ばゴーインに結成されてしまったのである。合掌。
つづく(嘘)
暇だからって会社でこんなもん書いてる私って……(^^;)
以前の日記でも書きましたが、↑これが、むか〜し市東亮子の
「超ド級無敵アイドル戦隊バトルフィンガーファイブ」という
マンガに触発されて描こうとしたおハナシです。
因みにフィンガーファイブというのは、大昔すっごく人気のあった
アイドルグループです。
最初は兄弟5人で活動していて、後に長男が抜けていとこが入ったりしてましたっけ。
時々「あの人は今」系の番組に出てきたりしますわ。
スマと違って美形が一人もいない、なんて思ってても口には出来ないから
日記に書くにとどめておこうかと思います。(笑)
さて、このバトルフィンガーファイブはゴレンジャー系のコスチュームでしたが、
スマ?の場合はやっぱ科学忍者隊系かちら?
なにしろ登場時の決め台詞が
「実態を見せずに忍び寄る白い影」だもんね〜〜。
ああ、うっとりしてきた。 だははははははっ(壊)
今日、J-webからメールがありました。
SMAPサイトがリニューアルされた、というのです。
なんと「ブログ」と「イラスト」のコーナーがスタートしたというのです。
両方とも中居がいやがりそうな。
早速アクセスしてみましたら、トップバッターは剛でした。
中居御大のご出座は何時のことになるのでせう。
「イラスト」のコーナー、新作ができるまで
いいともでご披露なさって多くのファンの心を鷲掴みにした
数々の名(迷)作をアップしてくださらないでしょうか。
ええ、そうです。
ワタクシは中居画伯に魅せられてしまった数多の人間の一人です。
画伯の才能の前にはダ・ヴィンチもピカソも跪くでしょう(←馬鹿ファンの戯言と
聞き流してくださいまし)
「ユーたち明日からヒーローね」
「はあ?」
何のこっちゃ。
詳しくはスーパーマネージャーに聞け、と言われて
中居は頭上にでっかい「?」マークを乗っけたまま部屋を出た。
中居は言わずと知れた国民的人気スーパーアイドルグループ
SMAPのリーダーである。
結成されて18年、CDデビューしてから15年。
最初は全く売れずに事務所のお荷物扱いされてきたものだが、
類稀な才能と個性とスター性とに恵まれたメンバーたちは、
それ迄のアイドルの常識をことごとく覆していき、
気がつけば芸能界のトップに立っていた。
それでも彼等は現状に満足する事もなく
「次々と新境地を開拓し続けてきたあなたたちに次なるジャンルに
挑戦してもらおう、ってことになったわけ」
「誰に向かって説明してんだ」(日記の読者by魔夜(笑))
中居の冷たい視線を受けても、長年超
スーパーマネージャー・飯島女史は、僅かな動揺も見せずに説明を続けた。
「で、次なるプロジェクトとして、あなたたちに『アイドル戦隊SMAP』として
地球侵略を目論む宇宙人と戦ってもらおう、ということになったのよね」
大概のことでは動じないはずの中居も、スーパーマネージャーの口から出た
あまりにもすっとこどっこいな内容の話に、開いた口がふさがらない。
軽く瞠られた大きな目と、小さく開かれた唇とで形作られた驚きの表情が、
無防備な幼子の様で、なんとも言えずに愛らしい。…いやこれは魔夜のよけーな感想
「今、なんて言ったんだ?」
一転して目付き鋭く低い声で問いただす中居。
テレビでは滅多に見せない冷厳な表情。陰でクールビューティーと呼ばれる
所以である。
中居は現実主義者である。
誰がなんと言おうとも、世の中の常識というものを愛している(と自分では思っている)
それをいきなり正義の味方に変身して、地球を攻めてくる悪の宇宙人を迎え討て、
なんぞという突拍子もない話を聞かされて、はいわかりました、なんて言えたろかい。
そんなふざけた話、特撮ヒーロー物かアニメか、あるいはゲーム上だけの話にしてほしい、と思うのは中居のわがままなんだろうか?
「あら、中居にしては飲み込みが悪いのね。
だからぁ、悪の侵略者が地球に攻めてくるから、あなたたちSMAPが
巨大ロボットを操ってやっつけるの」
これで世界進出も夢じゃなくなるわね、とお気楽に笑う女史に向かって、
「ふざけんな!!」
とーとー中居は立ち上がって怒鳴ってしまった。
しかしこの後、中居の抵抗ムナシク、「アイドル戦隊SMAP?(ファイブ)」は
半ばゴーインに結成されてしまったのである。合掌。
つづく(嘘)
暇だからって会社でこんなもん書いてる私って……(^^;)
以前の日記でも書きましたが、↑これが、むか〜し市東亮子の
「超ド級無敵アイドル戦隊バトルフィンガーファイブ」という
マンガに触発されて描こうとしたおハナシです。
因みにフィンガーファイブというのは、大昔すっごく人気のあった
アイドルグループです。
最初は兄弟5人で活動していて、後に長男が抜けていとこが入ったりしてましたっけ。
時々「あの人は今」系の番組に出てきたりしますわ。
スマと違って美形が一人もいない、なんて思ってても口には出来ないから
日記に書くにとどめておこうかと思います。(笑)
さて、このバトルフィンガーファイブはゴレンジャー系のコスチュームでしたが、
スマ?の場合はやっぱ科学忍者隊系かちら?
なにしろ登場時の決め台詞が
「実態を見せずに忍び寄る白い影」だもんね〜〜。
ああ、うっとりしてきた。 だははははははっ(壊)
今日、J-webからメールがありました。
SMAPサイトがリニューアルされた、というのです。
なんと「ブログ」と「イラスト」のコーナーがスタートしたというのです。
両方とも中居がいやがりそうな。
早速アクセスしてみましたら、トップバッターは剛でした。
中居御大のご出座は何時のことになるのでせう。
「イラスト」のコーナー、新作ができるまで
いいともでご披露なさって多くのファンの心を鷲掴みにした
数々の名(迷)作をアップしてくださらないでしょうか。
ええ、そうです。
ワタクシは中居画伯に魅せられてしまった数多の人間の一人です。
画伯の才能の前にはダ・ヴィンチもピカソも跪くでしょう(←馬鹿ファンの戯言と
聞き流してくださいまし)